社労士試験、いつまで続ける?社労士事務所で働いていて感じること。

社労士試験、いつまで続ける! 社労士事務所のリアル
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こんにちは!わとそんです。

難関資格のひとつに挙げられる社会保険労務士試験。私もなかなか合格できずにいます…。

企業の人事部から社会保険労務士事務所に転職をした経験をもとに、この難関試験合格を目指すメリットとデメリットを紹介します!

勉強を始めるか迷っている方の参考になればうれしいです。

社会保険労務士が扱う7つの業務

まずは簡単に社会保険労務士(以下、社労士)について説明します。

社労士とは、下記の業務を扱うことができる国家資格です。1~3は独占業務であり、別途試験に合格することで4~6の業務を行うことができます。

  1. 労働社会保険諸法令に基づく申請書等及び帳簿書類の作成
  2. 申請書等の提出代行
  3. 申請等いついての事務代理
  4. 都道府県労働局及び都道府県労働委員会における個別労働関係紛争のあっせん手続の代理
  5. 都道府県労働局における障害者雇用促進法、労働施策総合推進法、男女雇用機会均等法、労働者派遣法、育児・介護休業法及びパートタイム・有期雇用労働法の調停の手続の代理
  6. 個別労働関係紛争について厚生労働大臣が指定する団体が行う裁判外紛争解決手続における当事者の代理 (紛争価額が120万円を超える事件は弁護士との共同受任が必要)
  7. 労務管理その他の労働及び社会保険に関する事項についての相談及び指導

社労士事務所によって、特に力を入れている業務が異なります。

もし社労士事務所への転職を考えている場合、面接であなたがやりたい事とマッチしているかを確認しましょう!

社労士事務所勤めで感じる、試験合格の2つのメリット

4つの社労士事務所を渡り歩いて、たくさんの方と働いてきました。その中で感じた「試験合格」のメリットは大きく2つです。

  1. お客様からの絶大な信頼
  2. 独立が狙える

1は何より大切なことです。法律のプロとしての裏付けがあるというのはとても大きいです。

私のことを「先生!」と呼んでくれるお客様に、正直にまだ試験合格していないことを伝えたら、コロッと態度を変えられたことがあるくらい、この裏付けは重要だと感じています。

そして資格を持っていれば独立をして、自分の力で稼いでいくこともできるのは魅力かもしれませんね。

試験合格を目指すことで生じるデメリットは3つ

メリットよりも多くなってしまいましたが、これは本当に感じることなので参考にしてください。

※一発合格できる人には縁のない話だと思います

  • 時間をかける割に、資格手当が低額
  • 試験が年に一回しかない=勉強の期間が長期になる可能性
  • 資格がなくても経験は積める

一発合格を目指していても、多くの方は2回、3回と受験を経験することになると思います。

本当に、しんどいです。

独立を目指しているなど社労士資格が必須の場合を除いて、何が何でも合格しなきゃ!と根詰めるほどではないと思います。

私が勤めてきた会社や社労士事務所では、資格手当は5,000円が相場でした。

社労士登録する場合の費用は自腹になるところも多く、合格するための労力の割に見返りは少ないです。

さらに年に一回の試験で科目合格がないうえ、毎年のように法改正があります。常に知識をアップデートしながら勉強を進めなくてはいけません。

何年も勉強ばかりしてプライベートが疎かになるようでしたら、その時間でたくさんの経験をしたほうが人生においては有意義になると思います。

実際、社労士事務所で仕事をしていると、資格を持っていなくてもしっかりと活躍している方は多くいます。

私自身、資格はないですが経験者として採用され、入社後半年で1万円超の昇給をしたことがあります。

まとめ

このように、お客様の信頼を得て独立も可能というメリットはありますが、労力に対しての見返りは少ないと感じるのが社労士試験です。

短期集中で合格を目指すことをオススメします!

ただし、前述した資格がないけど活躍している方たちも、常に勉強は続けています。

絶対に一発合格するつもりで勉強をして法律を頭に叩き込み、もしダメだったときはその知識をアップデートしながら業務に活かしていけば、資格はなくても必ず活躍できると思います。


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