未経験者向け:社労士事務所への転職を考える30~40代へのアドバイス

30~40代向けの社労士事務所への転職アドバイス 社労士事務所のリアル
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こんにちは!

未経験から社労士事務所への転職を目指している30~40代の皆さんに伝えたいことがあります。

キャリアアップが目的なら、社労士事務所への転職は辞めておくべきです。

その理由や、社労士事務所で働くということについて書いています。

・20代後半で企業人事部からのキャリアアップを目指して社労士の勉強を開始

・30代前半で上京&初の社労士事務所勤務

・5年間で5か所の社労士事務所を経験

・社労士試験は10年近く受けたり受けなかったりを続け、2023年を最後に受験をやめる

社労士事務所という特殊な環境にも関わらず、実際に勤務していた人からの情報が少ないと感じています。

年齢を考えてこのまま人事部でキャリアを積むか、専門知識を得るために社労士事務所にチャレンジするか。

これからのキャリアの選択肢に「社労士」を考えている30~40代の方に読んでいただけると嬉しいです。

なぜ社労士事務所で働きたいのか

あなたはなぜ、社労士事務所で働きたいと考えていますか?

あなたはなぜ、社労士を目指していますか?

・キャリアアップのため

・将来的に独立するため

わかります。

私も、人事部からステップアップして専門的な知識を持って働きたいと考えて転職をしました。

だからこそ断言します。

キャリアアップのためなら、社労士事務所はやめておくべきだと。

社労士の資格を持っていて将来的に独立を考えているなら、社労士事務所でたくさんの経験を積んでください。

独立を目指す方は、できれば2か所以上の事務所を経験するといいでしょう。事務所によって様々な方針があるので、勉強になります。

転職エージェントどこが良いの?そんなあなたへ【転職エージェントナビ】

未経験で社労士事務所への転職がキャリアアップにならない理由

5年間、社労士事務所で実務を積んできました。

この5年間を無駄だったとは言いませんが、普通に会社員をしている同年代と大きく差が開いたと感じています。

ビジネススキルを学ぶ場がない

社労士事務所の多くが、規模が小さい個人経営の事務所です。

そこには会社組織のような秩序は存在していないと考えたほうがいいです。

30代や40代の会社員なら、企業の研修で様々なスキルを学んでいく年代です。

社労士事務所にはそのような機会は皆無だと思ってください。大手の社労士法人でも企業並みの研修体制が整っているという話を聞いたことはありません。

社労士試験に合格しないと意味がない

未経験者が社労士事務所で担当する主な業務は手続き処理です。

手続きに必要な法律知識を身に着けることができます。自分の生活にも役立つことも多くあります。

しかしこの手続きスキル、社労士事務所から離れると仕事ではあまり役に立ちません。

人事部に戻ったとしても、その会社が社保手続きを社労士に委託していたらスキルを発揮できません。

社労士の手続き業務は独占業務なので、資格がなければフリーランスでスキルを活かすこともできません。

社労士試験の勉強をする時間なんか取れない

社労士事務所で実務経験を積みながら、社労士の資格を目指すぞ!

そう考える方も少なくありません。私もそう思っていました。

しかし実際は忙殺の日々で、勉強をする時間なんか取れません。

残念ながら通常の社労士業務をこなしながら社労士試験に合格した人を見たことがありません。

同じ事務所で働いている有資格者はみんな、

一度退職して失業保険をもらいながら1年間勉強だけをした

体調を崩し前職を休職している2年間で資格を取った

コロナで仕事が休業状態だった1年間に勉強をした

という人ばかりでした。

社会保険労務士事務所の求人について

社労士事務所の求人数は一般企業に比べると少ないのが現状です。

未経験となるとさらに少なくなります。

社労士事務所は規模が小さいところが多く、一度に何人も採用することはありません。

しかし、次の3つのポイントを押さえて準備をすれば心配無用です!

  • 未経験者に求められるスキルや条件
  • 求人情報の把握方法
  • 求人市場の動向
未経験者に求められるスキルや条件

こちらの記事では、未経験でも社労士事務所で活躍するための方法を紹介しています。

未経験と言ってもいくつかのパターンがあります。

それぞれの特徴もまとめています。

求人情報の把握方法・求人市場の動向

社労士事務所の求人情報を把握するためにも、転職サービスへの登録は必須です。

オススメの転職サービスを紹介した記事はこちら。

複数の転職サービスに登録をすることで、違った視点で求人市場を分析することができます。

「求人数・転職支援実績・顧客満足度ナンバーワン」と言われるリクルートエージェントもおすすめの転職サービスです。

どちらのサービスも、担当コンサルタントがしっかりサポートしてくれるので安心です。

転職活動の進め方に悩んでいる方は、一度コンサルタントに相談してみると良いですよ。

社会保険労務士事務所での仕事内容

社労士事務所の仕事内容と、未経験者が主に担当する業務を紹介します。

社労士事務所での役割と業務内容の概要

まずは簡単に社会保険労務士(以下、社労士)について説明します。

社労士とは、下記の業務を扱うことができる国家資格です。1~3は独占業務であり、別途試験に合格することで4~6の業務を行うことができます。

  1. 労働社会保険諸法令に基づく申請書等及び帳簿書類の作成
  2. 申請書等の提出代行
  3. 申請等についての事務代理
  4. 都道府県労働局及び都道府県労働委員会における個別労働関係紛争のあっせん手続の代理
  5. 都道府県労働局における障害者雇用促進法、労働施策総合推進法、男女雇用機会均等法、労働者派遣法、育児・介護休業法及びパートタイム・有期雇用労働法の調停の手続の代理
  6. 個別労働関係紛争について厚生労働大臣が指定する団体が行う裁判外紛争解決手続における当事者の代理 (紛争価額が120万円を超える事件は弁護士との共同受任が必要)
  7. 労務管理その他の労働及び社会保険に関する事項についての相談及び指導

未経験者がはじめに任されるのは、1~3の手続き補助だと思います。

顧問先の入退社や休職、労災に関する処理を行います。場合によっては給与計算を請け負うこともあります。

未経験者が身につけるべきスキルや知識

未経験者には法律の知識がありません。そのため、手続きを正確に行うことを求められます。

少し慣れてくると、とにかく正確に数をこなす事が必要になります。

マルチタスクでも正確な事務処理を行うためのスキルを身に付けましょう。

社労士試験の勉強を進めるなどして、法律知識を学んでいくことも必須です。

法律に基づいて行う業務だということを忘れないでください。

スタディングなどを利用して、スキマ時間にしっかりと知識を蓄えましょう。

人事系のキャリアを積むなら人事部に転職しよう

社労士事務所で得られるスキルは、社会保険と労働保険関係の手続きがメインです。

就業規則や労使協定、大きな事務所になると人事制度の企画まで経験できることもあります。

しかし社労士事務所で人事制度に関わることができるのは代表社労士か、経験を積んだ有資格者がほとんどです。

30~40代が転職市場で求められるスキルを考える

例えば社労士事務所で身に付けたスキルを武器に転職を考えるとします。

最新の転職市場で人事系の募集状況を見ると、その多くが「人事企画」や「制度運用」のスキルを求めています。

社労士事務所では身に付けることが難しいスキルです。

あなたの将来を見据えたステップアップができる場が本当に社労士事務所なのか、もう一度考えてみると良いでしょう。

MS-Japanなど管理部門に特化した転職エージェントに登録をして、エージェントから情報を得ることで最短距離でのキャリアアップが可能になります。

おすすめの転職サービス

社労士事務所への転職を目指す場合、同時に人事部の求人も確認しましょう。

冒頭にもお伝えしたように人事系のキャリアを積んでいきたいと考えているのなら、社労士事務所への転職はやめておいた方が良いでしょう。

社会保険労務士事務所への転職支援サービスの特徴

記事中でもオススメしているMS-Japanなら、人事部など管理部門に特化したサービスを受けることができます。

社労士事務所と人事部どちらでキャリアを積んだ方がいいのか、担当エージェントに相談することもできます。

転職活動全般をサポートしてくれる担当に加え、企業担当が面接時の対応をしてくれます。

私も人事部への転職時に利用していましたが、手厚い支援が安心感に繋がりました。

MS-Japan
30~40代の未経験者に適したサービスの比較と選び方

未経験者の転職では、必ず担当が付くサービスを利用しましょう!

社労士事務所・人事部という少し特殊な職種だからこそ、面接の注意点や職務経歴書の書き方は担当に相談しながら進めていくことが大切です。

管理部門特化型のMS-Japan、求人数等で満足度が高いリクルートエージェントがオススメ。

転職自体が初めての場合はRYOMEIのようなキャリアコーチングを受けてから、今後のキャリアをしっかり考えてみましょう!

30~40代の未経験者が転職する際のポイント

未経験者が社労士事務所に転職する際に気をつけたいポイントをまとめた記事を紹介します。

転職の失敗談です。笑

まとめ

ここまで30~40代という今後のキャリアを改めて考える年代に向けて、未経験で社労士事務所への転職すべきかどうかを書いてきました。

キャリアップしたい!と考えているなら、社労士事務所ではない選択肢をオススメしたいです。

これまでのキャリアを活かし将来を見据えた転職活動を応援しています!

MS-Japan

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